乾癬とのつきあい方

乾癬(かんせん)

乾癬の悪化要因

乾癬の原因はまだ解明されていませんが、以下のような要因によって悪化したり軽快したりすることが知られています。

気候

乾癬患者さんに対するアンケートで、乾癬の悪化要因として最も多いのが気候の変化です(日本乾癬学会1982年〜2001年)。夏によくなり、冬に悪化するのが一般的です。冬は皮膚が乾燥しやすいうえ、日光にあたる機会が少ないため、症状が悪化しやすいようです。逆に湿度が高く、日差しが強い夏には軽快する人が多いものの、急激な日焼けで皮膚が刺激され、症状が悪化することがあります。

ストレス

季節の変化に次いで重大な悪化要因となっているのがストレスです。病気に対する不安やイライラをはじめ、仕事や対人関係の悩み、家庭内のトラブルなど、さまざまなストレスが悪化の引き金となっています。また、睡眠不足や不規則な生活が原因で症状が悪化することもあります。



外傷

乾癬では、発疹のない正常な皮膚を掻いたり傷つけたりすると、そこに発疹ができることがあります。これをケブネル現象と呼びます。ケブネル現象は掻き傷や切り傷のほか、やけど、虫さされ、靴ずれ、ヒゲ剃りなどのささいな傷や、指しゃぶり、衣服やメガネなどの刺激によっても起こることがあります。

感染症

風邪や扁桃腺炎(へんとうせんえん)、喉頭炎(こうとうえん)などの感染症にかかると、乾癬が再発したり、悪化したりすることがあります。

食生活

×高カロリーカロリーの高い食事(肉類・脂肪分)は乾癬を悪化させるといわれています。また、特定の食材や香辛料によってかゆみが増し、乾癬が悪化したという報告もあります。



嗜好品

乾癬と嗜好品との関連は明らかではありませんが、お酒やタバコなどの嗜好品によって乾癬が悪化することがあるといわれています。

既往症・合併症

乾癬患者統計(日本乾癬学会1982年〜2001年)などによると、乾癬患者さんの既往症(これまでにかかった病気)や合併症としては、糖尿病、高血圧、高脂血症、リウマチ性疾患、痛風、扁桃腺炎、歯牙感染、腎炎、肝炎などが多いようです。直接関係があるとはいえませんが、これらの病気が悪化すると乾癬の症状も悪化することがあるので、あわせて治療することが大切です。
ページの先頭に戻る