乾癬とのつきあい方

乾癬(かんせん)

その他の注意点

乾癬はよくなったり悪くなったりをくり返しながら、長く続く病気です。したがって、治療を受けながら、日常生活においても乾癬が悪くならないように生活習慣を見直すことが必要です。


ストレスをためない

ストレスは乾癬を悪化させる大きな要因です。あまりくよくよしたり、イライラしたりせず、できるだけ明るく前向きな気持ちで過ごすよう努めましょう。夢中になれる趣味を持ったり、散歩やスポーツなどで気分転換を図ったりするのも効果的です。


できるだけ日光を浴びる

乾癬は日光にあたると良くなることが多いので、できるだけ日光浴をするようにしましょう。ただし、急激な日焼けや発汗によって発疹やかゆみが悪化する場合もあります。光線過敏症の人などは、とくに注意が必要です。(また、PUVA療法を受けているときには注意事項をよく守ってください。)



肌の乾燥を防ぐ

個人差はありますが、一般に乾癬の症状は夏に良くなり、冬になると悪化します。冬は皮膚が乾燥するので、加湿器や保湿薬などを使って、できるだけ乾燥を防ぎましょう。


規則正しい生活を送る

不規則な生活や睡眠不足も乾癬の悪化要因です。十分な睡眠とバランス良い食事を心がけ、規則正しい生活を送るようにしましょう。


治療は根気よく

乾癬は良くなったり悪くなったりを繰り返す経過の長い病気です。症状を和らげ、良い状態を長く保つには、根気よく治療を続けることが大切です。症状が少しでもある間は勝手な判断で通院や薬の使用を止めたりせず、疑問点や悩みごとがあるときには医師に相談しましょう。


風邪をひかないようにする

風邪や扁桃腺炎などの感染症は、乾癬を悪化させるといわれます。外出から戻ったら、手洗いとうがいをするように心がけましょう。また喉を痛める可能性があるので、タバコはできるだけ吸わないほうがいいでしょう。


かゆくても掻かない

かゆいと掻きたくなりますが、皮膚を掻いたり傷つけたりすると、ケブネル現象を起こすことがあります。医師や薬剤師にかゆみを抑える方法を相談したり、お薬をもらったりして、なるべく掻かないようにしてください。また、爪はこまめに切るようにしましょう。


ケブネル現象を起こさないために

掻き傷以外でも、ケブネル現象が起きる場合があります。長時間肘をついたり、正座をしたりするのは避けたほうが良いでしょう。男性の場合はヒゲ剃りで、女性の場合は腕や脚のむだ毛剃りでも起こることがあるので、注意してください。また、衣服やメガネの刺激にも十分気を配りましょう。


鼠径部(そけいぶ)や外陰部に乾癬の発疹が認められたら

乾癬の発疹は肘や膝、髪の毛の生え際などにできやすいですが、男性女性にかかわらず、また患者さんの日常の行動に関係なく鼠径部(そけいぶ)や外陰部に乾癬ができる場合があります。発疹が認められたら皮膚科医師に症状を伝え、乾癬かどうか診察してもらい治療を受ける必要があります。恥ずかしい場合は同性の医師の診察を受けるのも良い方法です。治療方法としては外用薬で良くなる場合が多いですが、外陰部は皮膚が薄く、粘膜部位もあり刺激を受けやすいので、皮膚科医師は薬剤を慎重に選択します。かゆみが強い場合はかゆみを抑える薬を併用する場合もあります。処方された薬剤は医師の指示に従って使用しましょう。
また、下着は綿製品が良く、きつくないものを身につけてください。きつい下着は乾癬を悪化させる原因になります。女性の用いる生理用品の中には刺激の強いものもありますので、できるだけ刺激の少ないものを使用してください。

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