関節症性乾癬(かんせつしょうせいかんせん)
関節症性乾癬は関節リウマチのように関節が腫れたり、痛んだりしますが、関節リウマチとは違う病気です。乾癬の患者さんで関節痛のある場合、関節症性乾癬の可能性があります。しかし、日本では関節症性乾癬の患者さんは乾癬の患者さんの数%であり、乾癬の患者さんが関節症性乾癬を必ず発症するわけではありません。関節症性乾癬の兆候には早朝の関節の痛みや腫れ、こわばりがあります。爪が変形や変色したり浮いてきたりします。関節症性乾癬は関節の障害を引き起こします。また、重症になると手や足の指の関節に変形が認められます。初めに関節障害を発症し、それから乾癬の発疹が出てくる患者さんもいますが、多くは乾癬の発疹が出た後に、関節症状を発症します。発疹が認められた数ヵ月後に発症する患者さんもいれば10年以上後に発症する患者さんもいます。
関節症性乾癬の症状は手と足の指の関節に多く認められます。また、首や背中、ひざ、足首等の関節や仙腸関節などの大きな関節が障害を受ける場合もあります。関節に痛みとこわばり、熱感が認められ発赤を伴う場合があります。特に爪に乾癬の症状があり、指関節に症状が認められる場合は関節症性乾癬の可能性が高いと言えます。関節の障害と変形を防ぐために、関節症性乾癬に対する早期の治療が必要ですので皮膚科医師に相談ください。治療には通常、内服薬が組み合わせて用いられます。また、近年新しい治療薬の開発が進んでいます。
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