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Q&A よくある質問
Q1  毎日きちんと洗顔しているのになぜニキビができるのですか?
 
ニキビの原因は、主に過剰な脂成分のためだと思われています。しかし、ニキビは洗顔だけでは管理できない、体質的な要素や外的な要素など、種々の原因により発生します。洗顔は皮膚の過度の皮脂を除きますが、アルコールベースの洗顔料や、洗いすぎは皮膚を刺激し、ニキビを悪化させることもあります。洗顔は1日2回、ぬるま湯と刺激の少ない石鹸でやさしく洗うだけで十分です。
 
Q2  チョコレートやナッツ類はニキビを悪化させますか?
 
チョコレートをたくさん食べても、ニキビの症状に影響を及ぼさなかったという試験結果があります。これまでニキビの悪化と食べ物について科学的に因果関係が証明されたものはありません。しかし、チョコレートやナッツに限らず、特定のものを食べた後で明らかに悪化していると思われる場合は、それらの摂取を制限する必要があります。
 
Q3  ストレスとニキビの関係は?
 
ストレスは内分泌系を介して皮脂の分泌に影響すると考えられており、ニキビを悪化させる原因になります。ニキビで皮膚科を受診する患者さんの約30%が受験や就職、結婚などの生活上の変化をきっかけにニキビが発症・悪化しているという報告があります。また、80%近い患者さんが日常的なストレスの増大とニキビの発症や悪化との関係を自覚しています。
 
Q4  ニキビと間違えやすい皮膚の病気はありますか?
 
●おでき(細菌性毛包炎)
おできは皮膚の摩擦によって細菌が毛包に侵入して化膿・炎症を起こす疾患で熱感・痛みがあります。毛包のあるところならどこにでもでき、どの年代でも発症します。膿が出てしまえば、よくなります。
●マラセチア毛包炎
高温多湿になる春から夏に発症しやすいのがマラセチア毛包炎です。これはマラセチアというカビの一種が毛包で繁殖してニキビ様の発疹を生じるもので、ニキビではありません。顔面にできることは稀で首から胸、肩、上背部によくできます。
●酒さ様(しゅさよう)皮膚炎
鼻を中心として頬が赤くなる「酒さ」と呼ばれる病気によく似ており、ニキビ状の発疹ができたりします。乾燥とほてり感があり、かゆみがある場合もあります。化粧品などによる顔のかぶれをステロイド外用薬で治療している内に起こる場合が多く、ステロイド外用薬の長期使用が原因です。

※その他にも類似疾患がありますのでニキビかどうか不安な時は、皮膚科医に診てもらいましょう。
 
Q5  ケミカルピーリングは効果がありますか?
 
ケミカルピーリングは化学物質を塗布して皮膚の表面をはくりする治療方法です。皮膚の新陳代謝を促進し、毛包の角栓をとり、ニキビに効果があるとされています。しかし副作用もあるため、医療機関において十分に習熟した医師に実施してもらう必要があります。また治療を受ける際は事前に、効果と予想される副作用について十分な説明を受けましょう。現在、ケミカルピーリングは保険診療外での診療になり、実施している医療機関は限られています。詳細についてはケミカルピーリングを行っている医療機関の窓口にて確認してください。
 
Q6  ニキビのできやすい体質は遺伝しますか?
 
ニキビのできやすい体質は遺伝することもあると言われています。しかし、科学的には実証されていません。皮脂腺の大きさや活動性は遺伝すると考えられており、過剰な皮脂分泌はニキビの原因の一つになっています。ほとんどの人にニキビができることから疫学的な研究は困難ですが、今後、遺伝子レベルの研究がなされれば明らかになると考えられます。
 
Q7  ニキビの治療を始めてどれくらいの期間で目に見える効果が現れますか?
 
症状が軽い場合は、局所外用療法(塗り薬)を始めてから2〜3週間ほどで効果が現れます。化膿した膿疱が多い場合、局所外用療法では治らない場合には全身内服療法(飲み薬)を行います。抗生物質を飲む期間は重症度によって異なり、2週間〜数カ月に及びます。
薬を塗ったり塗らなかったり、飲んだり飲まなかったりするとなかなかよくなりません。用法・用量を守って治療を続けることが大切です。また、普段の生活でもニキビ予防や悪化予防のため、注意事項をよく守りましょう。
 
Q8  10代の頃はニキビができなかったのに、なぜ20代でニキビができるのですか?
 
20代になって化粧をするようになってニキビが出た場合、化粧品によってニキビができている可能性があります。油性成分の配合量が少ない化粧品を用いましょう。
化粧によるものでない場合、20代〜30代で発生するニキビは思春期後ニキビと言われます。仕事をもつ女性に多く、口周囲・下顎部を中心にニキビができます。血中の男性ホルモン(アンドロゲン)が異常に高値を示すことが多いとされ、このアンドロゲンが皮脂腺を刺激して皮脂の分泌が増加するためにニキビができると考えられています。
 
Q9  薬はたくさん使うと早くよくなりますか?
 
薬には副作用がないわけではありません。決められた用法・用量で使っていれば出ない副作用が、薬をたくさん使うことによって出てくることがあります。使用量や回数を自分の判断で勝手に増やしても、効果は強くならず副作用の原因となるだけで、早くよくなるわけではありません。必ず医師の指示通りに正しく使用してください。
 
Q10  ニキビがよくなれば薬はやめてもいいですか?
 
ニキビがよくなったからといって突然やめてしまうと、すぐに再発することがあります。皮膚科の治療では、抗生物質は症状が改善するとともに飲む量を減らし、悪化しないようなら飲むのをやめて外用薬(塗り薬)中心の治療に切り替える場合が多いですが、薬をやめるタイミングについては必ず医師の指示に従いましょう。
 
 
 
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